剛さん、物凄く幸せそうでした。精悍な顔つき、とても良い目をしていました。
始まる前に舞妓さんの声でアナウンスがありました。「今回のアルバムに自分も参加している」と話していました。(『調べる力あるでしょ』とか言ってましたよね。)「お金はもらってないけど、作品てお金とかじゃないと思ってるから」って言ってました。
多分このアナウンス台本とかなしに剛さん喋って録ったんだろうと思います。だからこそちらりと本音が出たりしちゃうかなって。
大阪城ホールは11000人以上はいる大きな会場。ソロライブをこの規模でやるのは久しぶりです。ステージ前には小さな花道。開演前には白い布がかかっていましたが大きなクリスタルが置いてありました。またステージ上にもそれよりやや小さめのクリスタルが2つほど。
ライブは予想どおりTU FUNKから始まりました。最初はCDのTU FUNKとは違うアレンジのTU FUNKで剛さんは途中からの登場です。
剛さんの服装は黒のタンクに模様のある白の透けてるTシャツに銀のジレ、白のジャケット。下は白のピチパン、最初は黒のサングラス。めちゃくちゃかっこよく決まってました。サングラスはTU FUNK一曲目だけ。曲が進むにつれ一枚ずつ脱ぎ最後は白いTシャツに。アンコールはグッズのTシャツ。だぼっとしたパンツもいいのですが、私はピチパンが好きww足、とっても細いです。
続いてI gatta take you shamanippon
一気にアッパーな曲でヒートアップします。ただ、グッズのペンライトの使い方難しかったです。シャマサインもできないし手拍子や拍手もうまく叩けません。途中でペンライト講座がありみんなで揃って使いましたが、この曲の時だけに使えば良いかも?なんて思っちゃいました。それほど、剛さんのライブには今までのペンライトなしのスタイルが浸透しているのだと思います。
天命さん
いろっぽかったです。途中でジャケットプレイあり。
Clap your mind
Chance comes knocking
Blue Berry
剛FUNKの王道のナンバーが続き会場はめちゃめちゃ盛り上がります。剛さんはとても男前でギターを鳴らします。
今回会場が大きかったので大きなスクリーンが3つあって剛さんやバンメンさんや時には客席を抜きました。剛さんの首筋の汗の粒、セクシーな腰振り。Blueberryのとき客席におしりを見せてる剛さんは実はいったいどんな表情してるのかとか・・まるでカメラさんがファンなのではと思うほどこのカメラワークが絶品でファンの見たいところ大写ししてくれてました。
ところがMCになると急に可愛らしくなります。
「TUもとTUよしでTU」からはじまりひとしきり皆を笑わせた後、今の心境を語ってくれました。
「日本でこんなにビッグバンドでファンクやってる人いない」と言ってましたがめちゃめちゃ豪華なバンドメンバーでした。「こういうビッグバンドでファンクするのが夢だった」と。剛さん、夢がまたひとつ叶ったんだなぁと思うとその後アッパーな曲でも胸熱になりました。
そして「MCよりもまずは音楽をいっぱい浴びせたい」って言ってました。「こんなビッグバンド、他の誰もやってないから皆に聴かせてあげたい」って。僕の大切な宝物皆にも見せてあげるよみたいな優しい言葉にうるうるしました。
「ビッグバンド過ぎて少々うるさい」とも(^_^;)剛さんとっても嬉しそうで満足そうでしたよ。
とにかく音が大迫力なんです。そしてこんなに厚い音なのに、それをバックに従え堂々と歌う剛さんの歌声が素晴らしすぎました。剛さん自身、「皆のエネルギーを感じながら僕は最高に上がっている状態です。」と言っていました。
そして「僕に惚れるなよ」って言ってましたよ。無理ですね(^_^;)
Funky PANTIES
EENEN
ギターを引きながら花道を前に歩いてきました。ピックにクリスタルを使っています。今までマイクと一緒に握っていたものです。形からして先日ブンブブーンでYOUさんに「岩塩?」って言われたネックレスのヘッドのクリスタルだと思います。色っぽい艶のある音色を出していましたよ。
CDを聴いていた時は天命さんや僕の此処が色っぽいなーって思っていたのですが、Funky PANTIESやEENENが恍惚感がありかなりええ感じでしたよ。男のフェロモン全開だと思う。
MC
「TU」の意味を雑誌のインタビューで問われたのが困ったそうです。(意味ないから(^_^;))
「でも僕らだけの共通語が生まれる瞬間が素晴らしい」って言ってました。その共通語を使える私たちも幸せだと思います。「仲間がいるから成立することだ」と。
「本当ならジャニーズでええ感じのことをやってたら良かったのかもだけど一度きりの人生、人の理想を生きる必要はない、自分のやりたいことをやりたいんだ。」って。何からなにまでかっこいいです。
水晶の話もしてくれました。水晶はもともとCDジャケットに使ったのが最初みたいです。
デザイナーさんが「剛くんは水晶ぽいから」とCDジャケ写撮影時に水晶を持ってきてくれたのがきっかけでそれから石屋さんに音が変わるということを聴き、レコーディングの取り入れたそうです。
ここで水晶の圧電効果と逆圧電効果の話をしてくれました。剛さん、勉強してるなぁって思いました。もともと直感をすごく大切にしている人だけど、世の中は科学で成り立っているということにも理解を示しているところが共感できてなんだかかなり嬉しかったです
でも最後は「水晶を通すと僕みたいなまろやかな音になる」と。難しい話の後に殺し文句を添えるのも忘れません。
水晶は国石だと教えてくれました。私は国の石があることを知りませんでした。
国花は桜ですよね。桜と水晶。日本の花と石のどちらも剛さんにご縁が深いものなんだなって思いました。
あと奈良に天川でレモンクォーツという貴重な水晶が採れるそうです。うっすらレモン色で中心に気泡が入り渦を巻いているとのこと。剛さんの胸に光っているのがそのレモンクォーツだそうで、ちょっぴり自慢げで可愛らしかった^^
水晶は稲妻が落ちたものがありそれは電気に強くなるそうです。
すごく昔からあるものでそういう昔からのものとハイテク機器と一緒にセッションできることがとても面白い、ビジュアル的にも音楽的にもかっこいいと言ってました。
次に歌う魂サイダーについて、昨今の政治の混乱のことを暗に言ってた気がします。
グッズのペンライトについて「よく買いましたね」と。
いやいやあなたでしょ、買わせたの。シャマサインやクラップしにくいんだよ。と客席から突っ込んでました、私。
で、このペンライトはジャケ写のクリスタルと同じ形にしたと。なので次に歌う魂サイダーでそれを目にかざしてください。と。
次の魂サイダー、1コーラス目と2コーラス目の間の竹内さんのギターのリフの合図で一斉にみんな目にかざします。見事に揃いました。そして剛さん、ステージ上で大笑いです。イワシの大群のようだと。いやいやあなたでしょ、それさせたの。
なにはともあれ、剛さんの手にかかれば謎のペンライトも使い道ができちゃうってことなんだなって脱帽です。こういう機転の効くところ剛さんは天才だと思う。
I get 暴動 世界!!!
昨年のFUNK詩謡夏私乱でも歌ってくれたこの曲。昔の振付で盛り上がりました。
でも昔の振りをしている人は一部だったな。コーラスの方が振りをしてくれるといいのですが、コーラスの人もE☆Eから変わってしまっているので仕方ないことなのかもしれません。
このあとスティーブさんが石を鳴らしながら花道に来ます。これがすごく透明感のある音色できれいな音でした。普通の石ではこんな音は出ないと思います。なんだったんだろう?そしてどこからともなくきれいな笛の音が。なんと今回お初のトロンボーンの佐野さんの指笛でした。この二人の共演が原始的であり宇宙の広がりを見せているようであり美しかったです。
Heart Disc
これだけの日を跨いで来たのだから
ここで本編終了
アンコールは
赤い鼓動のHeart
いま あなたと 生きてる
このHeart Discからいま あなたと 生きてるまでの4曲の流れが神でした。
十川さんのイントロからはじまるこれだけの日を・・
SWING-Oさんのイントロから始まる赤い鼓動のheart。
二人の素晴らしいピアノに乗って剛さんの歌声はどんどん伸びていきました。本当に素晴らしかったです。そして歌を聴きながら今までの剛さんの歩いてきた道のりを思い出して涙腺崩壊です。
アンコール3曲めはFUNKがしたいんだ どしても。舞台の袖にスタスタ歩いていったと思ったらそのままスタンドの階段を登り1階と2階の間のトロッコに入りスタンドを周回しました。これにはびっくりしました。新たなつよ散歩の登場です。いままで、ソロライブでこんなことやったことないですよね。スタンドのお客さんは大歓声です。でも剛さん、KinKiの時とパフォーマンス違ったような感じがしました。なんかとっても「ドヤ!」な男前の感じでしたよ。トロッコでスタンドを周回するファンクミュージシャンなんて世界中探したって他にいないと思います。これが剛スタイルなんだと思いました。
最後にセッションをするということになりましたが、「適当」って言ってました。
「コードは何」とか「リフはどう」とかステージ上で打ち合わせした時もあったと思うのですがそういうのを一切しなくいきなり始まった感じ。
剛さんは適当というよりは本当に自由に音を鳴らしていました。
途中で豪太さんとDuttchさんのツインドラムの共演がありました。
これがすごく早いビートなのに息がぴったりで素晴らしかったです。一流のミュージシャンってこうなんだ、って思いました。
KenKenと多聞さんのツインベースの共演も聴き応えがありました。そうそう今回魂サイダーや恋にも愛にも染まるような赤とかベースが最初リードしてゆく曲もあってこの二人の演奏も素晴らしかったです。
途中から剛さんは誘われるままに豪太さんのドラムを叩いたり、KenKenのベースを弾いたり。とても自由でした。またあるときは何も楽器を弾かず仲間の音に身を委ねていました。すごく幸せそうでこの時間をとても愛おしく思っているような感じがしました。
途中からSWING-Oさんが場を牽引してくれました。「We love funk」のC&R。ステージと会場が一体になってセッションしました。
おそらくSWING-Oさんが締めに入らなかったら剛さんは夜通しセッションするような勢いだったと思います。終わりたくない感が剛さんから出ていました。ライブを一番終わらせたくなかったのは剛さんだったと思います。
前半はドファンクな曲で圧倒し、後半は聴かせる曲で泣かせ、一時間のセッションで全てを放出した。そんな感じがしました。
2度目のセッションのあと、なお終わりを惜しむファンに対して、「別れはつらいけどまた出会うためにある」って。最後までかっこよすぎました。
城ホールは2004年に【si:】をやったところ。あのとき外の橋の上で路上ライブをやりましたよね。あのときも剛さんは幸せそうな顔をしていたけどいろんな制限や不自由なことあったと思う。【si:】のステージ上では客席に背を向け演奏しているのがちょっぴり切なく感じたあの頃。
あれから11年。「皆に支えられて、母性すぎる母性に甘えて音楽をやってここまでこれた」って。まさにこれだけの日を跨いで来たのだからを身をもって実践してる気がしました。
凄かったけどこれが初日。まだまだ進化ののびしろを残しているライブだと思いました。これからも剛さんのことずっと見てゆきたい。剛さんの音楽、人柄、世界にずっと触れてゆきたい、そんなことを感じた初日でした。
記入者こさかママ
2015年07月15日(水)
No.48