堂本剛ラジオレポ

レギュラー以外のラジオレポです
レポしてくださる方大歓迎です。ご連絡お待ちしています。こさかママ
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MISIA星空のラジオ NHK-FM 23:00-0:00 by tinoさん、☆ike☆さん


M:こんばんは、MISIAです。火曜日のこの時間は『MISIA星空のラジオ』世界中どこにいても繋がっている一つの空。その星空の元、世界中の素晴らしい音楽とともに皆さんと繋がっていく1時間です。

さあ今夜も先週に引き続き堂本剛さんがゲストとして登場してくださいます。先週ライブの話だったりとか曲作りの話だったりとか新しいアルバムの話とか、あとセッションも行いました。ちょっと、この番組初めての2曲、セッションさせていただきましたけど、すごい楽しかったです。

今日は堂本剛さんのいろいろな好きなものをたくさん聞けたらいいなあと思っております。そして今夜もセッション行いますので、最後までお楽しみに。

この番組はNHKネットラジオらじるらじるで日本全国で聴くことができます。パソコンやスマートフォンでも聴けますのでぜひアクセスしてみてください。ちょっとラジオ聴きにくいという方もここにアクセスしていただくとすごくクリアにきけますのでお勧めです。Twitterでの番組の感想などもお待ちしています。………

では『MISIA星空のラジオ』今日はこの曲からスタートしましょう。

MISIAの『星空のライヴSONG BOOK』から『陽のあたる場所〜KEY OF LOVE〜』

剛さんには、1曲お届けした後ご登場いただきます。


♪ 陽のあたる場所〜KEY OF LOVE〜


M:さてお待たせいたしました、ここで今日のゲスト先週に引き続き堂本剛さんです。

剛:よろしくお願いします。 

M:よろしくお願いします。あの〜先週、すごく緊張しいなんで、っておっしゃってたんですけど、私実は、スーパー人見知りなんですよ、実は。

剛:あ、わかってますよ。

M:うそ!ほんとに?

剛:ええ

M:tigerにも言われたんですよ。私ほんとに3ヵ月くらい前に気付いたんです、自分がスーパー人見知りって。

剛:いやいやもう、完全にそうですよ。 

M:ほんとですか!

剛:僕が人見知りなんで、人見知りの人なんやろなあ〜って。

M:そうですか〜

剛:でも人見知りは別に僕悪いことではないと思うので、なんていうのかな、自分が気持ちよければ絶対それが僕はいいと思います。 

M:ありがとうございます。

剛:んふふ。それぐらいがいいと思います。

M:今週もよろしくお願いします。

剛:お願いします。

M:で、今日はいろんな剛さんの好きなものを中心にいろいろ聞いていきたいなと思っていて、

剛:あ、そうですか? はい、

M:私、日記帳をこの前買ったんですけど、

剛:うん、

M:ま、日記帳じゃなくてリリックノートにしようと思って。なんでその日記帳にしたかって言うと、大好きなものがあなたに幸せを運んでくる、って英語で書いてあって、なんていう英語か忘れちゃいましたけど、そういう内容が書いてあったんですよね。で、これはいいと思って。だからこのノートに書くのは自分の好きなものを書こうって思って。

剛:うんうん

M:なんかちょっとその、好きなものってその人の人生だったりパーソナリティを作ってると思うので、いろんなお話を聴けたらなーと思って。

剛:なるほど。そのノートもじゃあ、もうちょっと仲良くなったら見せてもらえるんですね。

M:ひゃあ、ちょっとちょっと待ってください(笑)どうかなー。それ人見知りの、関係ないですよね。

剛:いやいやいや、僕がもしそのノートつけてたら仲間にはがんがん見せてますもん。

M:え、ノートっていうか製作ノートとかあるんですか?剛さん。

剛:製作ノートはないですね、僕も。その場で…

M:その場で?

剛:その場で。あとはもうレコーディングなんかも、ほんとにひどいときはある程度だけ作って、で、もうスタジオを押さえて仲間集めて、「こんなメロがいいねんけど」とか「こんな歌詞歌おうと今思ってんねんけどさ」みたいな感じで。

M:モータウンのレコーディングとかでもそういうの聞きますよね。

剛:でしょ?なんかその感じで音楽作りたいんですよ。っていうことはほんとに超仲良くないとだめなんで。だからと言って仲良くなったわけじゃないけど、自然と本当に仲いい人できちゃったから、そういう作り方できるなと思って。

M:あー

剛:なんで、同じ例えば5時間なり同じ10時間なりだったとしても、スタジオ押さえてる時間の中で2時間しゃべって8時間でノルマを達成すればいいわけですし。

M:あははは

剛:なんかその感じでばあ〜って作ってるんで、ほんとメンバーの趣味とか、「あのさぁ〜」って話とか、全部知ってますからね。

M:そうなんだー

剛:そう、だから、仲良くなっていけばいくほど、その辺はほどいて紐解いていくっていうか。

M:ふ〜ん

剛:だからそのノートは、まぁ自分の中でっていうんであれば、それは僕は読みませんけど。

M:まあ、結構時間かかると思いますねーたぶん。あんまりその、何十年も一緒にお仕事してる人にも、まあプロデューサーが何ページかみたことあるかなって感じですかね。

剛:えー、じゃあ、ほんとの自分を解放する瞬間は?

M:ははは、どういうことですか?!

剛:ステージに…、

M:ちょっと待って、今日は私がインタビューアです。あはは、今インタビューされてます。

剛:MISIAのファンの人はね、知りたいとこっていうか、なんか、ほんとのMISIAの核の部分っていうか、それがこう出る瞬間って何してるとき?

M:ライブですね、やっぱり。

剛:ライブ以外で。

M:ライブ以外で?厳しい〜。剛さんは何ですか?

剛:僕はね、やっぱ奈良にいるとき。

M:あぁそうなんだ。

剛:超開放的で、もう少年のようにわくわくしながら過ごしてるから。

M:だってライブもやってますもんね。

剛:ライブもやるし、、

M:えっと、薬師寺?

剛:薬師寺さんでも演らさしてもらいましたし、

M:この、奈良でやったっていうのは奈良愛からきてるんですか?

剛:奈良愛っていうか、やっぱ自分の生まれた土地で音楽鳴らしたいじゃないですか。で、僕が音楽鳴らしてるのって、今の言葉でいうとほんとありがとうってことなだけなんで。なんかそれをどこで鳴らすかの違いというか。

M:うんうん

剛:でもやっぱり故郷でありがとうって鳴らせるってとても幸せなことだなーと思って。ちっちゃい頃にいたこの場所で、こんな未来が来るなんて想像してなかったなーとか、

M:うんうんうん

剛:もっと言えば僕が今日に来るまでにどんだけの先祖いたんやろみたいな。

M:ああー

剛:顔も知らんし何やってたかも知らんけど、その人たちが一生懸命生きて今の僕がいるから。

M:ライブ観に来てたかも知れないですよね。

剛:それぐらいのちょっとユーモアも入れてライブやるんですよね。

M:そうなんだ。大仏様の前で?

剛:そう、後ろに薬師如来様がいて、日光菩薩月光菩薩。まあ太陽と月、24時間皆さんの健康をお祈りしてますっていうクリエイションの仏さんのところで、奈良では演らさしてもらったんですけど。1300年前の塔とかにライトアップしてなんか歌うとかって、気持ちいいというか。

M:すごい歴史とあとなんか、、私も高野山…、

剛:ああ高野山ね。

M:壇上伽藍。

剛:高野山も行こうと思ったの、連絡入ったから。

M:あはは

剛:ぜひ剛さんご無理なければいらしてくださいと。で、そのおもしろいのが、MISIAが高野山にリハで入る前日に僕高野山行ってんの。

M:あ、そうなんですか。

剛:そう。

M:へえー

剛:それで、えーっとその高野山に行ったのもMISIAと同じ誕生日の友だちも連れて行っててみたいな。

M:あはは、おもしろいですね。

剛:物事はこじつけるとおっきくなっちゃうけど、なんか、ふわっとした偶然みたいなってあって。僕は、えーっと潤さんもそうだけど、

M:あ、そうですね、佐々木潤さんって、私もデビュー当時から作曲してもらったりとかアレンジだったり、いろいろお世話になっている、、

剛:はい、潤さんも7・7でしょ?

M:そうです、おんなじ午年で。

剛:潤さん7・7で、僕が去年知り合った友だち7・7で、

M:なんか7がでてきそう。

剛:で、「あ、一緒じゃん〜」って潤さんとその友だちと盛り上がってて「ああ7・7か〜」なんて言ってたら潤さんが「奈良に行きたいんだよね」って言い出して、

M:へー

剛:で、奈良に三輪神社(大神神社)っていう、三輪山。そこは僕もすごい好きな場所でおばあちゃんもよく行ってたってのもあって。「じゃあ三輪行きましょうよ」ってみんなで三輪行って、「せっかくやから、やっぱ7・7やし、天の川でしょ?」って。

M:七夕。

剛:「じゃあ天川行きましょうよ」って言って。

M:あ〜

剛:奈良に天川ってあるんですけど、その天川に行って、で、そこでなんか神社でUFOの話して帰ってきて、っていう、なんか妙な時間があったりとかして。

M:え、あの新しいアルバムの中にちょっと宇宙人みたいな声が入ってますね、そういうことですか?

剛:あぁそれは違いますけど(笑)

M:違う(笑)?

剛:あれは宇宙人ぽく、うん、宇宙人意識して入れましたけど。

M:あの、TUっていっぱい出てくるのどういう意味ですか?

剛:あれはね、ほんとしょうもない話で、ドラマーのDuttchっているんですけどね、Duttchが、夜中の3時くらいかな、レコーディングしてて、「よろしくお願いしまtu〜」とか言い出して、

M:あはは。

剛:「行きまtu〜」とか「ありがとうございまtu〜」とか、なんかそのtuが「ちょっとおもしろいなあ」「癖になんなあこれ」「なんやねんこの言葉」って後日なって、で、それで「TU FUNKをやっぱり作ったほうがいいなぁ」みたいになって、

M:剛くんのツかと思ってました。

剛:いや、最初はね、Duttchの語尾なんですよ。

M:ああそうなんですねー

剛:悪ふざけなんですよ。

M:あはははは

剛:それでそっから始まってんけど、剛くんのツやし、これTUは剛くんみたいな意味もあるからTU FUNKいいやん、みたいなって、『TU FUNK』っていう曲が出てきたりとか、

M:あ、そうなんだー。

剛:はい。だからみんなもう、これね、説明をすると長いわりには内容が薄いんですよ。

M:あははは。

剛:でもこれも一応FUNKの定義っていうんですかねぇ、説明はして聞いたけど内容うっすいなーっていう、、

M:じゃあ、聴きましょうかその曲(笑)

剛:これめちゃめちゃ内容薄いでしょ?これ…(笑)

M:そんなことないです、ちょっとあの、先にこれを聴きましょうか、では、、

剛:ああこれ聴きます?

M:ミニアルバム『Grateful Rebirth』から、せっかくお話が出ましたんで。

剛:わかりました。じゃあね、この中からね、この『T&U』っていうね、

M:はい、

剛:TUからどんどん変換していって、剛とあなた、

M:to U。T&U。

剛:これも、なんで作ったんですか?って聞かれてちょっとわかんないですねーっていう。これも話してもたぶん内容は薄いんでそんなに話さないでいいと思うんですけど、これもうえーっと禅の境地を歌った…、「女性」「男性」「俺は男性だから」「あなたは女性だから」「あなたはそうだからいいよね」「僕はこうだけど」みたいないろいろあるじゃないですか。

M:はいはいはい

剛:それがめんどくさいなっていつも思うんですよ、人とコミュニケーションとってるとき。

M:うーん

剛:あなたは僕だし僕もあなたであるからひとつだよっていうことを言いたくて、

T&U、僕とあなたっていうことを延々歌ってる間にそこがどんどんグルーブしてって最終的に、あなたのようで僕で、僕のようであなたみたいな感覚に、どんどん揺さぶっていくっていう、曲なんですけど。

M:うーん、ふんふんふんふん

剛:まあ、説明して聴くもんでもないので。

M:あはは

剛:適当にみんながたぶんこういう曲なんだろうなぁって思ってもらえればもう十分っていう。

M:じゃあまず聴くっていうことですね。

剛:聴きましょかね。

M:はい

剛:それでは聴いていただきましょう、『T&U』


♪ T&U 


M:『MISIA星空のラジオ』お届けしたのは、堂本剛さんが先週発表したばかりのミニアルバム『Grateful Rebirth』から『T&U』でした。ライブで演ってたときもすごい楽しかったですか?

剛:はい。

M:ブラスのラインもすごくかっこよくて…

剛:そうなんですよね。

M:(鼻歌)♪〜、すごい耳に残るっていうか。まあでも、いろいろまた好きなもの聞いていきたいんですけども、

剛:はい。

M:奈良のお話もさっきたくさん聴いて、

剛:そうねぇ、奈良も好き。

M:あと奈良の母子手帳でしたっけ、

剛:ああ母子手帳の絵も描きました。あれは子どもさんに向けての可愛い感じのやつ描いて。

M:ふ〜ん。

剛:書道もやるし、独学ですけど。

M:すごい幅広いですね、剛くん。

剛:なんかね、結局でも、音楽から枝分かれしていくと、その辺もやっぱ入ってくるっていうか。

M:あとプロデューサーぽいっていうか。どっかで、プロデュースするのが好きというか。あの、この曲にはこういう人があいそうだなとか、

剛:うん

M:この人にはこういうものを紹介してみたいな、みたいな、そういう発想がいっぱいある人って、なんかプロデューサーみたいだなってちょっと思うことがあるんですけど。

剛:うーん。

M:そういうのが好きそうなんだろうなって、ちょっと。

剛:うん、なんかこの人たぶんこうしたらいいのにな、みたいなのがけっこう多いですね。


M:バンドメンバーと話してても、けっこう?

剛:そう。


M:バンドさんと、この前すごく仲がいいって、

剛:うん。


M:旅も行かれるって、一緒に。

剛:温泉も行きましたしねー。

M:tigerがなんか、みんなに何か作ってくれたりするって言ってた。

剛:ああ、そう、あのね、お菓子作ってた時期があって。

M:お菓子?!料理もできるんですね。

剛:チーズケーキとかクッキーとか。いやこれはもうほんとに、女の子が「私作ったんです」みたいなどや顔で現場に来るっていう、過去のいろいろなデータがあって、

M:あはははは

剛:でー、ほんまに難しいんか?と思ったときに、見たら俺でもできるやないかっていうことが立証されたっていう、

M:いや難しいですよー。私あの、料理はそんなに不評じゃないんです、比較的。

剛:うんうん。

M:じゃあお菓子はどうなのって言われて1回あのー、スポンジケーキ、クリーム塗ったりとかして、作ってったら、

剛:はいはい

M:スポンジケーキってたぶん少し待たないといけないのかな?時間を。冷めるまで。

剛:あ〜

M : したらプルンプルンの…、

剛:ああーできちゃった(笑)?

M:プリンみたいな、プルンプルンのケーキができたりとかして、

剛:ああなるほどー

M:お菓子は難しいーってすごくあの〜、

剛:それはスポンジケーキだからでしょう。クッキーとチーズケーキはね、レアチーズケーキとか、

M:いやクッキーもあんまり、好評を得たことはない。

剛:ほんと?僕クッキー、あれを、ぐあ〜やりすぎて、ちょっと腱鞘炎なって次の日ギター弾けなかったんですから。

M:あははは

剛:すっごい回したから夜中ひとりで。寝不足なりながら。だからもうほんとにね、興味あるものはどんどん、

M:うんうんうんうんうん

剛:このあとは、えっと、壺焼こうかなと思ってて。

M:あははは、すごいですね。

剛:なんかそういうふうにして自分のその、なんていうのかな、やっぱ生きてる中で、

M:はい、

剛:作れるものって、音楽だけじゃないっていうふうに、思ってるのかわかんないですけど。

M:ふーん。

剛:基本はやっぱ音楽は好きやけど、でもなんかやっぱこう、自分の手で作れるものの可能性みたいなもの?なんかそういうのちょっとこう体感してみたいなっていうことで、できそうなやつをいろいろやってくと、どんどんハマってっちゃうっていう。

M:へぇー。あと佐々木潤さん。アレンジのほうですかね?潤さんとやられてるのは。

剛:はい

M:で、あの、私はまあ佐々木潤さんって言ったら『逢いたくていま』の作曲だったりとか、あと『陽のあたる場所』、『BELIEVE』って曲は私のデビュー当時から作ってもらったりしていて、

剛:うん

M:どちらかというと潤さんの爽やかな少年の部分、を、強く出てるような楽曲をもらうことが、多いんですけども、、

剛:はい〜

M:潤さんとはどういう…?

剛:は、えっとね、スタッフさんの中で、「潤さんと一度やってみられたらどうですか」と。

M:ああそうなんですね。

剛:「P−FUNK大好きっておしゃってるし」と。それで一度お会いして、僕がP-FUNK大好き、FUNK大好きっていう話を延々して、

M:はい

剛:で、何かぜひやりましょうってことで。そこからちょっと期間空いちゃったんですけど、で、潤さんにお声がけしよって、ついこないだなって、

M:ふ〜ん、一個前でしたっけ?

剛:そうですそうです、それでじゃあお願いしようってアレンジをしていただいて。

M:へえ〜。なんかあの聞いた話で、ラブソングとかバラードを潤さんの影響で歌ってみてもいいかなっていうか、思うようになったって噂を聞いたんですけど。

剛:そう、ラブソングっていうか、まあ潤さんの作るバラード?やりたいなと思って。だって潤さんはもうファンキーやけど、僕からしたらガーリーに見える瞬間がすごい多いし。

M:あはは、ほんとですか?

剛:すっごいちっちゃい鞄もってるしー。

M:あはは、そうそうそう

剛:で、ご飯食べにいったらレディースセット頼むし、

M:うそ!そうなんですか。

剛:潤さんのもうなんか可愛いらしいところが、なんかこう気になって、この人顔とスタイルと全然違う、「レディースセット?!」みたいな、そこがまた西の人間からしたら突っ込みたくなるし。

M:え?そういうとこから?

剛:そういうとこから、おもしろいなーと思って。潤さんと話してると無垢なとこも多いから、すごく純粋な人やから、なんかこの人の旋律でなんかやわらかいバラードとかもちょっといいかなーとか、アレンジしてもらったらなんか、僕がふだん体感しないようなバラードを歌えるようになるんじゃないかなーとか。

M:それは今度のアルバムの中に入っては…?

剛:それは入れてないです。それはね、試作段階っていうか。

M:あ、そうなんですね。

剛:いろいろ振ってて。今はね、僕がなんかそのお母さんのこと想って書いてる曲があって、それをちょっと振ってみてたりして。

M:ふ〜ん

剛:っていう感じですかねー。ま今回のアルバムにも入るぐらいのタイミングで、もういろいろ準備は整ってはいたんですけど、テーマがちょっと変わってくるかななんていろいろ思ったんで、ちょっと今置いておいてあっためてる状況っていうか。

M:『Be grateful』はラブソングではない?

剛:『Be grateful』も急にできたって感じで、あれは。

M:これはどんなかたちでできたんですか?

剛:これは、あのーやっぱ仲間にも結婚する人とか、結婚してお子さんができました、生まれます、とか、

M:うんうんうん

剛:いろいろなお話があれで、ああそういう素敵なムードの話をいただいたからってことで、それで『Be grateful』って曲を書いていったっていう。

M:へー

剛:いつもその、曲の事の始まりは自分であまり用意してないから、ふわっとしたところから始まって。

M:出会っていくものを歌にしていく…

剛:うん、していくっていう、それを自分が書くときはなんかやれればいいかなーと。あとはもうその提供していただく曲はね、自分が全く経験しないようなこととか、

M :うんうんうん

剛 : 全く自分がいいとは思わないような景色?とか、僕っぽくないなーみたいな台詞とかっていうのがやっぱどうしても出てくるじゃないですか。提供してもらうと。それはそれでなんか勉強になるなと思ってやってるっていう感じで。

M:やってみると意外に「あら?」っていうのありますよね。意外にいけて「あ、楽しい」って思うのありますよね。

剛:うん、それはもちろんあるんですけど、やっぱりまあ自分が作るってなったときに、お前は何が作りたいねん、一度きりの人生でって自分に言った時に、やっぱり、それは違うなって、違うってドンドン置いていっちゃうから。

で、残ったものってなるのが結局なんか愛の話がしたかったり、命の話がしたかったり、この2つの話が出来れば、仲間の話も家族の話も自分の話も出来るし、てー、また、もっと言えば、恋から愛に変わった、その愛に変わったほうの、異性とかの話とかは書けそうな気がする。

その恋の段階の話っていうのが、ちょっと関西弁でいうと、こしょばくて、なんか、あんまり。

愛がだから、《あ》が全ての始まり、《い》は命っていう意味で《あい》って言葉にひらがな的には、なっているから、なんかそのまあ、恋することも、もちろん命を感じることやねんけど、愛って、やっぱり、もっとその、恋よりも更に上の話が始まったっていうか、
さっきのあの、僕で言うと、あなた、私。私、あなた。とか、そういう比べるとかの話じゃなくなった形っていうのか

M:境界線がなくなるみたいな

剛:なくならないってイメージがあるから恋はやっぱり、なんか、その…

M:境界線を感じて

剛:感じるから。
そこにドラマが凄くあるけど、そのドラマを書くのが、ちょっと僕は、こしょばいぽくて、うん。
なんか、愛からたとえ…

M:色々あるんですね話を聞いていると境界線がないところに凄く惹かれるんですね。

剛:惹かれる。

M:ファンの為だったりとか…

剛:なんか、その方が僕は幸せを感じるので、だからその境界線がないっていうエリアで色々なことが、やれたらホントは良いなぁっていう、それが1番の望みなんだろうから、たぶん音楽をやっているけど、音楽だけってみたいに拘らずに自分のその興味が湧くほうに歩いていく。

で、自分ぽくないものは、すぐに諦めるし、なんかなんかこう、音楽も絶対ファンクを書かなきゃいけないって感覚はないですけど、やっぱ、ファンクにはお笑いを感じるし、でも、カッコイイと感じるし、なんか西っぽいし、かつ、自分ぽいというか、なんかそれを凄く感じるんでファンクに魅了されるのかなぁ〜っていうのは、音楽で言うと、ファンクなんだろうなぁって言うのは、なんですけでね。

M:ここでその1曲、話した曲、かけてもいいですか?

剛:はい。

M:ミニアルバムから

剛:はい。

M:では、その、えーっと、Be grateful

剛:はい、Be grateful

M:はい。

剛、M:聴いてください。


♪Be grateful


M:星空の1曲。
(星のイメージの曲が流れています。)

M:MISIA星空のラジオ星の1曲の時間です。星空を見ると聴きたくなる曲。今日の星空にピッタリの曲、この番組では、そういった曲を星空の1曲と名付けて、ご紹介していきます。
今日はスタジオに堂本剛さんに選んでいただきました。

剛:はい。

M:この曲…

剛:はい、ファンカデリックなんですけど、

M:ファンカデリック

剛:あの

M:ファンキーな

剛:コズミックスロップってあって、で、ギター弾いているのが、エディ・ヘイゼルっていうギターリストなんですけど、このギター超カッコイイなぁって思って、俺、エディ・ヘイゼル凄く好きかもって思ったら誕生日、一緒やったんですよ。

M:凄いですね!

剛:で、またそこで勝手に上がって、で〜、あの〜先ほども話をした、その奈良で言うと、天川が星が凄く綺麗なんですよ。で、天川にある色々な神話とか色んな 話を聞いていると、宇宙人おったんちゃうか、みたいな話とか、なんかこう宇宙っていうものが、とてもおとぎ話じゃない感覚飛んでくる場所っていうか、っていうなんか、その壮大感も含めて、現実的感も含めて、なんか凄いんですよ。

なんかそこの感じっていうか、このエディ・ヘイゼルのギターがなんかもう、ほんとに宇宙と交信しているみたいな感覚がして、

M:それを感じる、星空を感じる

剛:宇宙を感じるみたいな、これはもう勝手に、な、僕の解釈なんですけどね。
エディ・ヘイゼルは別に奈良のこと思ってギター弾いてませんけども、あのもしそうであったら、それは有り難い話ですけど、

でもなんかそういう色々あったんですけど、強烈な星空っていうんですかねぇ〜何この星空って、バーンって飛び込んでくる、その強烈な星空を見たときの感じっていうのが、このファンカデリックのコスミックスロップ

M:スター・・コスミックだもんね!
じゃ、その曲を早速聴いてみたいと思います。堂本剛さんの星空の1曲、FUNKADELICでCosmic Slop 。

♪FUNKADELIC 「Cosmic Slop」

M:MISIA星空のラジオ、今夜は堂本剛さんに選んでいただいた星空の1曲、FUNKADELICでCosmic Slopをお送りしておりますが、なんか聴いてて、はっ、天川から見える空って、こんな感じなのかな?って、ちょっと想像したんですけど、このギターの感じからいくと、勝手なイメージですけど、流れ星が見えるぐらいの澄んだ空で…

剛:めちゃめちゃ澄んでいます。

M:で、なんか凄く東京で見るよりも高く見えて、で〜、その流れ星がもし見えた時の線が川のように見える感じ。あっははは〜。みたいな(笑)

剛:ほんと、そのまんま。

M:ほんとですか?

剛:うん。

M:え〜、なんかそういう、なんか見えました。(笑)

剛:ちょっとその、まあ、怪しげっていうのも、ちょっと変ですけど、とても綺麗な妖しげで、あの〜

M:荘厳なな感じ

剛:夢うつつというか、おぼろげなイメージ

M:あっ、そっちの

剛:おぼろげな月って、よく表現にあるけど、なんか、おぼろげな星空、でもその星空のコントラストが、とっても、くっきりしていて、強烈に刺さる位に星がバーンって来るけど、でも怖くないし、 なんか柔らかいし、っていう、とっても不思議な、

あのなんかね、あっ、こんな場所が日本にあって、あ〜奈良にあって、あ〜なるほどって、ここでの話みたいなものが、なんか色々なものに影響しているんだろうなっていうか、昔の人はきっとこういう星を見たから、何かこれを想像したんだろうとか作ったんだろうみたいな、なんかその…

M:それを見たって、信じ得ないみたいな。

剛:みたいな 、なんかちょっと 、大本の話が見えるような感じがして、凄い贅沢な

M:凄い景色が浮かぶようでした。今、色々説明して貰ったから、きっと奈良のこの空は

剛:だから

M:だって

剛:そのファンカデリック、パーラメント、まっ、スライ知っている人からすると、「いや、奈良と何が合うの?」って言う、たぶん。

M:私もブーツィーコリンズ、イメージってヤバいなんなの〜(笑)

剛:(笑)多分、いると思うけど、えっとね、中心部じゃなくて、吉野とかのほんと外のほうに行くと、めちゃめちゃ合うんですよね。たぶん1300年前の話が外側には、まだまだあるから、1300年前のなんか、その時空感っていうんですか、ねっ。この感じがね、なんかこう、こう言うちょっとこうカオスなサイケデリックのファンクというものと凄く通ずるものがあって…

M:でも音楽って、あの〜どんなに今の曲でも全部が昔からの何でもなんていうのかな?全部引き継いでいるから…

剛:引き継いていますから。

M:ねっ、全部の歴史が入ってますからね。だからそういう歴史が深いところで聴いてもうけしてない。こう別のものじゃない感じもします。

剛:と、妙にマッチしたなという音楽も凄くあるなぁと思って。

M:凄く素敵な意見、星空の1曲、ありがとうございました。

剛:はい。

(キラキラした音が流れています)

M:MISIA星空のラジオ。
(曲が鳴って)

M:さて、MISIA星空ラジオ番組もそろそろ終盤になって来まして、今夜もここで堂本剛さんと、まあMISIAでセッションを…

剛:はい、セッション。

M:お届けしたいと思いますが、あの〜、先週は、あの、ミニアルバムから新しいアルバムから、I've found my voiceと、それからデビューシングルである、街をさせていただきまして、

今日はあの、赤い鼓動のHeartを、はい、歌わしていただきたいという話を、ちょっと、させていただいて、で、あの〜、字ハモ(る)が沢山ついてる曲ではなかったんですけど、なんかこう自分で口ずさんでいる時に、ちょっと実になんか声が合わさった時のイメージがちょっとあったりとかして、ちょっと街に通ずる、なんか夢、夢に向かう強い想いみたいなものがあって、なんか凄く詩も素敵で一緒に歌えたらなぁ〜。

剛:ありがとうございますけれども、

M:と、でもこれ、一番最初にリハーサルして、今日使うんスッかって(笑)

剛:(笑)

M:感じでしたよね(笑)

剛:でしたね〜

M:でしたよね(笑)

剛:ほんとに、これね、セッションって、ほんとは頭で考えたくないから…

M:セッション慣れしてますよね。あと…剛さんって、

剛:なんかライブがもうあんまりね規則的になことやってないので、急に、急に弾き出したなぁって、ギターリストがね。

M:(笑)

剛:で〜、そこ4小節ぐらいつつ…倍にいってんなぁ〜とかは

M:あっははは(笑)

剛:待ってなあかんし、待ってる間、フェイク入れようかみたいな、なんかそういうのんで誰かが声を出したら、ちょっとそれを勝手に聴く感じもセッションしてると、やっぱり、なると思うんですけどね。

M:そうですね。

剛:で、そういうので、なんか好きなんですよね、楽譜をあっち見ってやっているヤツよりも

M:もし私もふわぁ〜とあるリフを全部弾くっていうのは、ふわぁ〜っと時々って言って、はい!みたいな(笑)

剛:(笑)

M:バンマスも(笑)おぉ〜!みたいな(笑)

剛:あっははは〜(笑)。
でもなんか、その人のやっぱりあのこれを再現するっていう仕事よりも、これを演奏するっていうところに、より行くかなっていうか、ミュージシャンが解放していく方に向かって行くっていうか、で、ミュージシャンが解放している音を聴きながら歌うほうが、もっと解放になるからっていう、その、

なんかグルーヴをやっていい時はやるし、ちゃんとやってくださいの時はちゃんとやるんですけどね。それのなんかを使い分けるとかしてて、今日は折角、こういう空間だったから、なんか皆がふわぁ〜っとしている中で、ふわぁ〜っとお互いが漂って歌って演奏して、なんか気持ち良かったねって、いうのが出来れば、なんか良いかなと思って、はい。

M:今夜もピアノが重実徹さん、ギターが山口周平さん、そして吉田智くん、まっ、3人で演奏していただいて、2人でちょっと歌わしていただきたいと思います。では曲、紹介をお願い出来ますでしょうか?

剛:はい、それでは堂本剛とMISIAさんで歌わさしていただきます。赤い鼓動のHeart


♪赤い鼓動のHeart
(MISIAさんと堂本剛さんのセッション)


M:MISIA星空のラジオ
(キラキラした曲が流れてます)

M:NHK-FM、MISIA星空のラジオ、今夜は先週に引き続き、堂本剛さんをお迎えしました。今夜もどうもありがとうございました。

剛:ありがとうございました。

M:もう二度と同じようなこと出来ないですけど。

剛:いや〜凄いねぇ〜なんか、あの〜

M:いや〜(笑)

剛:なんていうかな?

M:歌い出しから、お上手ですねっていう言い方、変ですけど、歌い出しって緊張しませんか?

剛:緊張しますよ。

M:歌い出しが一番緊張しますけど…

剛:めちゃめちゃ緊張しますよ。
で、その時に歌い出した時に、より歌いやすいか、歌いにくいか、っていうという、ほんと第一声で感覚的に判断するから、そうすると、このまま声量をあんまり出さないほうがピッチが取りやすいかな?とか、なんか、そういうのを考えているけど、あんまり考えると、

M:そうですね。

剛:頭でいっちゃうから、その攻め際がね、とても難しいなって

M:程よく考えるのが1発目が、それでね。

剛:そう、あの今日はほんとね、なんか凄く歌い易かったんですよ。

M:いやほんとに私も。

剛:それもあって(緊張感が)気持ち良かった。

M:いやいや凄い楽しかったです。

剛:ええ

M:ありがとうございました。
あと、なんか色々な好きな物のお話聞いて面白い方だなぁって、やっぱり思いました。

剛:あの

M:モノの見方がモノの見方も。

剛:あの〜

M:うん、なんか色々深いところまで

剛:うん、色々やっぱり、こうなんていうのかな、色々意味があるっていう風に言われがちでもあるけど、色んな人の話を僕、否定したことが無いから、色んな人達の話を聞くと、その人が興味を持っているものが、その時は面白いと思えなくても、話を聞いていくうちに良い、そういう考え、あっ、そういう価値観があるんだって自分のその日常に吸収出来る力を自分で持っていれば、それが自分の趣味にもなっていくし、趣味にまでには行かなかったけど、なんか好きっていうものの…

M:いっぱい種を持って帰る人なんですね。たぶんね。

剛:うん、なんか、そうすることで、一度きりの人生を、それこそ、あの〜星空に例えるなら、まあ、自分が、その星空に浮かぶ1つの星だとしても、何かその色んな人達を受け入れる色んな人達の話を否定しないっていう輝きを持ったとするならば、それが1つではなくて、こう無数にどんどん広がっていって、大きな星空になっていくみたいな、なんか、そうやって自分一人で輝くのではなくて、色んな人達と共に輝く星で在りたいっていう気持ちが、とてもあるから。

M:なんか周りにいるね、あの、バンドの皆さんとか制作の人も 、凄い強烈な…

剛:強烈な

M:人もやっぱり、スター達が(笑)

剛:もう俺より全然、眩しく光って、デカイ星やねんけど、

M:剛コスミックが

剛:(笑)

M:出来上がっている。

剛:ほんとに色んな人達のお陰でなんかこう、自分のこれから成長しなくてはいけないところとか、厳しく言えば、諦めなさいっていうところとか、なんかそういうものも、色々仲間から教えてもらっているなぁ〜っていう、うん、

それを凄く、あの、自分の音楽に反映していくし、自分の生き方にも反映していくんで、まあ、このまま仲間から教わりながら、色んな人と、こう繋がって、色んな未来に、ただただなっていく、なんか、それが叶えば良いなみたいな、うん、だからほんと、それこそ流れ星に何かお願いするってゆっても僕は個人的な何かが無くて、いつもだから、何とか流星群の時に、めっちゃ困るんですよね。

M:あはは(笑)いくつ願えば…

剛:みんな

M:いくつ願えば(笑)

剛:お願いした?って言われて、いやいやなんもお願いすること無いなぁ〜って思って。

M:あははは(笑)壁なくなるって(ことお願い?)

剛:そうですね、壁なくなりますように。僕、将来、山奥で只、山で住んでるみたいな話になりそうですけど(笑)

M:そう、あはは(笑)いやいや(笑)え〜まあ、ちょっと今の剛さん、今はね色々もっと知りたいという方もいらっしゃると思いますので、あの、ミニアルバムの【Grateful Rebirth】、それから、ライブDVD、Blu-ray、【TU FUNK TUOR2015】が先週発表されましたので。

剛:はい、出ています。

M:こちらも是非チェックしてみてください。あとは…

剛:今日はすみません。

M:私、ライブ見てほしい、ライブを

剛:ライブね

M:音楽もほんと色んな、あの、お歌も、それからギターも素晴らしいですし、

剛:ありがとうございます。

M:はい

M:で、今年もライブやられるんですよね、あの…

剛:平安神宮さんで

剛:ええ、えーっと、とてもとても暑い時にやるのでね、えっと〜

M:8月の26日に金曜日から

剛:かな〜もう…

M:28(日)まで開催される、今年7年目

剛:そうなんですよね。

M:凄いですよね。

剛:溶けるんちゃうんかな?

M:(笑)溶ける(笑)溶けないように(笑)

剛:ほんっとに暑いんでね、まあ、あの、機会があったら是非。

M:あっ、いつか私のライブのほうも遊びに来てください。

剛:ほんとに、こないだの行きたかったですね〜

M:機会があったら

剛:え〜行けそうやったんです、ね〜この…

M:あはは(笑)タイガーもね歌ってましたもん、りんちゃんも歌ってました。

剛:そっ、うん。

M:ねぇ

剛:でも必ず行きます。

M:ありがとうございます。

剛:はい、ありがとうございます。

M:また、いつか、お話沢山聞かしてください。

剛:はい、よろしく

M:今日はほんとにありがとうございました。

剛:お願いします。ありがとうございました。

M:ありがとうございました。さっ、それでは皆さん明日も良い日をお過ごしください。ここまでのお相手は

剛:堂本剛と

M:MISIAでした、おやすみなさい。

剛:おやすみなさ〜い。

2016年06月14日(火) No.58
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