堂本剛ラジオレポ

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秋元康の恋愛保存会 19:00 FMTokyo


秋元さん、剛くんのことをすごくほめてくださっていました。
剛くんも静かに自分のことを語っていてとても良かったです。
いろいろな人からのこういったアドバイスを素直に受け止め、また剛くんは人間としての幅を広げてゆくんだな、って思いながら聞いていました。
秋:「堂本剛くんの[si:]すごくいい、グルーブ感がいい。」全体がひとつのストーリになっていて、聴いていて癒される。それでいて、その下には激しいマグマが隠れている、そんな感じがする。前から剛くんの声がすごく良いなと思っていて、ボーカルのこの声は神様が与えてくれた天性のものだと思う。そんな堂本剛くんを今日はゲストにお招きしてます。」
剛:「こんばんは、お久しぶりです。」
秋:「剛くんとは同じマンションに住んでいたことがあり、夜中にエレベータで会ったことがあります。前回のアルバムで一曲かかせてもらったのが初めての仕事。」(「停電の夜には」ですね。)
秋:「今回のアルバムは、プロの作詞家からみてもかなりいい。言葉の使い方が”自分”だからいい。例えば『恋のカマイタチ』など。カマイタチをよくタイトルに使ったと思うけど。」
剛:「なんとなく自分の中でカマイタチという言葉がずっとあって、この曲は音楽番組とかでは一切歌ってないんですけど、今これが一番やりたい音だったり詩の世界だったりする。なんか面白いタイトル付けたいなと思って。カマイタチをラブソングに持ってきてアンバランスさを出したかった。」
秋:「カマイタチを恋にもってくるのが面白い。」
剛:「恋愛もいろいろなかたちがあって、ボクも今回アルバムを作るときは誰にも会わずひとりで『さみしいな』とか『つらいな』って思いながら、ラブソングとかを作る。幸せすぎるとうまく書けないので..いびつな恋愛をしてる人がラクになれたらいいなと書いてみました。」

---------------♪ココロノブラインド

秋:
「ぼくは個人的ににココロノブラインドが好きです。」
剛:「ありがとうございます。ボクは基本的に恋愛に対して前向きでなく臆病で、そういう意味で、『ブラインドを簡単に解いて開けてってくれる恋人と出会えるかな』って想いを込めて書いた。自分の中でまわりくどい詩が前回は多かった。でも今回はさらっとしているけど濃いインパクトのある言葉、シンプルな構成でシンプルな言葉でそれでいて感じる容量を多くするにはどうやったらいいんだと考えた。」
「僕は前回そういう意味でKinKiのアルバムを秋元さんに書いてもらいたいって言いました。」
「今回のは書いている最中に言葉を削って削って書いた詩です。」
秋:「『土曜の午後』のところ絵が浮かぶ。映画『卒業』の『ミセスロビンソン』の詩にでてくるような情景が」

---------------♪ミセスロビンソン

秋:
「[si:]は全体的にバンド系の音ででギター系のサウンドで心地いい。インスト入れたのの正解だね。」
剛:「ありがとうございます。インストは遊びながら作れました。」
秋:「インストがあるので今回の剛くんが本当に音楽をやりたいんだなって感じが伝わってくる。」
剛:「(音楽、)すごく大好きなんです

---------------♪ナイトドライブ

---------------♪海を渡って

秋:
「[si:]ってタイトルがなかなかしゃれている『Sea、She、See』ですね。」
剛:「最初は海をテーマにしようと思って。海と自分の人生を重ね合わせて、どちらも激しく揺れるとき、ゆるやかなときがあり、出会いもあれば別れもある、それを海と重ねながら、恋愛ならばSheも入れて発音記号で行こうということになって。」
秋:「とてもよく出来てると思う。堂本剛はKinKiのメンバーでもあるしソロアーティストでもある。同じ人なのに角度によって見え方が違う。それと同じで[si:]のタイトルは良く出来ていると思う。」
剛:「一番気をつけてるのは、今の自分の立場だと『こうだと』言えばこうなっちゃう。それがいや。一緒にやっている意味がない。『僕はこう思うんですけどどうですかね。』とそういう仕事のやり方を心がけている。ソロはKinKi2人の時よりもそれがやりやすい。投げては投げてもらいを繰り返して仕事をしている。」
秋:「ひとりの人間の力は頑張っても100、でも10人のスタッフがいれば各々から100もらえると思う。アルバムや映画を作る時も雑談から入ると良い。」
剛:「マンガからヒントや勇気もらったりもしている。」

---------------♪Saturday

秋:
「Tsuyoshi Domotoは何者か、誰なんだ、何を考えているんだ、というのが一番重要。人より優れた感性があるんだからこれが一番の財産。スケッチブックに絵を描いてこれを音楽にしたい。ビンセントギャロとかバスキュア?の感性ってそうだと思う。
たまたま剛くんのやりたいことが今音楽だけど、もしかしたら絵かもしれないし、映像かもしれない。五線譜の中におさまならいもの、それをこれからやっていったら良いと思う。
多分そういうアーティストだと思う。」
剛:「おもしろいですね。これはちょっとやってみたいです。」
秋:「陶芸でも、映画でも、写真でも。この人何を表現したいんだろう、やりたいんだろうっていうのがびんびん感じられるのがいいと思う。ジョニーディップの作品の選び方や、やろうとする事を見ていると何かやりたいんだなって伝わってくる。単なるミュージシャンとかでなくアーティスト、アルチザンでくくられたら面白いと思う。」
剛:「僕は、あまのじゃくなんで、人と同じが安心するくせにいや。(変わったこととやると)ライブでもお客さんは一瞬戸惑うが、結局最後では喜んでくれる。」
秋:「人の評価は過去のものだからそれは仕方ない。剛くんが、『何、次やるんだろう。剛くんらしいよね』っていつも言われるアルバムがいいよね。[si:]もカマイタチもリュウグウノツカイもつよしワールドだよね。剛くんの中で昇華してるとか爆発してるとかそういうものを期待します。」

---------------♪Killing me softly with his song

秋:
「この番組はリスナーの恋の相談にのる番組なのですが。」
剛:「相談を受けることは多い。自分は恋愛した時は殆ど人に相談しないけど。」
秋:「剛くん確かに話しやすいオーラ持っている。『それ違うよ』って言わないし『無関心』でもないし。口堅いでしょ。」
剛:「口は堅いですね。」
秋:「ラジオネームマロンさんから。23歳、私はずっと恋愛をしていません。恋愛の楽しさを知りません。小学校で母親に恋の手紙を見られたのがトラウマかも。自分の時間は自分で使いたいと思っているので、恋愛で悩むのは自分の首を絞めている、と思うのは異常でしょうか?」
剛:「いいんじゃないでしょうか。恋愛=すてき、すばらしいだけでない。うらみ、攻撃、嫉妬など。うそついたり攻撃的になったり。恋愛ってかなり近くでちがう脳みそが心で会話をし合うことで、計算できない。ぼくは単純に、自分は恋愛に対して興味がないと思う。オレはひとりがいいなってその繰り返し。でもふと近くに柔らかく人が現れたら恋愛するかも。『これはちょっといやや』と今は言っていても、好きになる日があるかも。」
秋:「恋愛はするものでなく、おちるもの。今はいらないのなら無理に作る必要はない。恋愛、恋愛ってガツガツしているよりも、仕事とか趣味とか一生懸命やっている人のほうが絶対魅力的。いつも合コンとか恋バナばかりで、他にないのかいって思うけど。
この人恋愛以外に素敵な物を持っていていいなって思う。だからあなたも変わらなくて良いと思う。」
剛:「冷静に考えると、いらないものがたくさんある。僕も、服とか靴とかたくさん捨てて、こんな弱さいらない、優しさいらないって削って自分を再生しようと思った。恋愛もいらないと気づいた。恋愛に対してガツガツする必要は全くない。音楽が楽しい場所なので寄り添っていたいなと。」
秋:「僕も若い時お酒を飲むのがいらないと思いお酒をやめました。その時間が自分のものになってすごい得したと思う。恋愛というよりも他に楽しいことがあればそれで良いのでは。」
秋:「(剛くん)忙しいでしょ。」
剛:「おかげさまで、すごくいいことだなって思いながら頑張ってます。」
秋:「アーティストであってほしいと思ってますよ。」
剛:「ありがとうございます。今日は自分が物を作っていく人間として、いいヒントをたくさんいただいたのでうれしい。『堂本剛の感性にみんなついてくるわけだから』という言葉を頂いたので。それをちょっとパワーに変えていきたい。」
秋:「リスペクトできるアーティストがいた時に、その人が映画撮るっていったら見にいきたいでしょう。せっかく剛くん、クロスオーバーで活躍してるんだから、舞台、TV、音楽..これをMIXしない手はないと思う。剛くんの世界がメジャーだから、メジャーな世界で勝たなければいけないというのがあるし。だから自分の世界を作らないと。これだったら支えてくれるファンの人に楽しんでもらえるというのはどういうふうに通訳したらいいか考え、ここはコアのファンの人に楽しんでもらうというのはまた考え。ぜひ頑張ってください。」
剛:「ありがとうございました。」
秋:「アーティストですね。昔は笑いのセンスがあるなと思っていたが今日は一切なかった。モードがアーティストモードになっていた。すごいストイックな少年が今もストイックさをわすれないまま青年になった感じがしました。」
2004年08月29日(日) No.10
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