日にちが経ってしまいましたが、ENDRECHERIライブ、my初日の感想です。
私の位置はフロア中央の一段高くなっているブロックの最前列真ん中。自分の前は一段低く小さい私でも何の障害もなくステージ全体が見渡せました。音もまっすぐ飛んできた感じで音がとても良かったです。
剛さんは楽しそうでした。幸せそうでした。無理しないでいられる場所、自分らしくあれる場所はここなんだって思いました。最後のセッションとか泣くポイントじゃないはずなのに、渉さんとネック突き合わせて音鳴らしてるの聴いてると涙が溢れてしかたがありませんでした。
今までの曲はかなりアレンジが変わってました。速くアッパーな曲がスロウで重厚な大人の曲に変化した感じ。耳のこと考慮してるのかな?でもこれはこれですっごく素敵でした。
バンドの音が厚かったです。Keyボードのgakushiさん、はじめましてだったけどすごい良かったです。それにしても剛さんのバンドメンバーさん、次から次へとすごい人揃えてきてほんとすごいなと思います。
バンドに負けず剛さんの歌声はとてもよく伸びてました。Crystal lightとかPINKとかのロングトーン素晴らしかった。耳を患っていること忘れてしまいそう。少なくとも剛さんの歌声聴いている間は忘れていました。暮れのコンサート、直立不動で耳に全神経を集中させるように厳しい表情で歌っていたこと考えると、音に乗りリズムに身を委ね歌う剛さんを見て、短期間にここまで戻したこと、どんだけ見えないところで努力をしてるんだろうって思いました。
Believe in intuition。和のFUNKでした。音階が和だった感じ。剛さんのベースよく響いてました。NIPPONもアレンジが全く変わっていて予習していったはずなのに、最初全然わからなかったです。剛さんはギターに持ち替えてこれもギュイーンギュイーンと鳴らしていました。大人なFUNKの感じ。シャマサインサインをしないんだって思ってたけどここでしてました。
タケちゃんとのC/Rとても懐かしかったです。みなとみらいで初めて竹内さんがC/R始めたとき、ほんと何もわからずいちから手ほどきうけた感があったなーなんて思い出しました。タケちゃんも私もあれから10歳以上年取ってるわけですが、あのときよりうまくグルーヴできていて、長い道のり一歩ずつ歩いてきたんだなーなんて思いました。
MCで話してくれたこと(思いつくままなので順不同です)
最前に70歳の方がいらしたみたいで剛さんはかがんでその人がバーを触れるよう気遣ってました。具合が悪くなるようならスタッフさんを呼んでとも。めちゃ優しいんです。
あと小さな子どもが手作りのクーさんをお母さんのために作ってきたとのエピソードで「父性が溢れてきた」とも。愛おしそうな穏やかな笑顔でしたよ。お父さんになったらこういう顔するんだろうな。
今も新譜作ってるので「足首」を長くして待っていてほしいって言ってました。
LFのことわざシリーズについてもお話してくれてました。思いついたことパッパって出るって。みんなを楽しませたいという気持ちがすごく伝わってきます。
歌にしろ、ステージの演出にしろ、LFとか堂本剛の素とかで見せてくれるいろいろなことにしろ、剛さんは枯れない泉の持ち主だなぁって思います。あとからあとからアイディアが湧き出る泉。才能の泉の持ち主だと。
これからの話しもしてくれました。
日本にあまりないエンタメ、音楽を作ってゆきたいと言ってました。剛さんは自分の現状を理解して今の自分に何ができるか、明日の自分に何ができるか、前向きに考えてると思いました。ポジティブでした。でもそれ、無理して自分を奮い立たせようとしてる感じではなくとても自然体な感じがしました。
プラベでスライのライブ見に行ったときにP-FUNKの格好で行ったらNHKのカメラに見事に抜かれたという話をしてました。結局事務所的にNGということで放送はされなかったそうです。「僕はルールを守る。組織に属するというのはそういうこと。」って言ってました。自由に勝手なことやってるってイメージついてるかもだけど、実際はどんだけ窮屈な世界で規則に従ってやってるんだってことファンじゃない人にもわかってもらいたいなぁって思います。
「僕は平和主義で争いが嫌い」って何度か言ってました。最近ラジオでも汚い言葉なら言葉なんかいらないって言ってますよね。剛さんの周りで汚い言葉撒き散らして平和を乱そうとしてる輩がいるんだろうなって思います。ENDRECHERIはENDLICHERIの進化形だけどENDLIのほうはとんがって愛の暴動起こそうぜだったけどENDREの方は仲間と優しい気持ちで音を奏でてゆきたいって感じがしました。航海がENDLIの急流からENDREは大きく広い海原に出た感じ。この先嵐の日もあるだろうけど、あのクルーと一緒なら大丈夫、色んな場所に立ち寄りながら大航海をこれからも続けてゆくんだろうなぁそんな気がします。
ここまでの道のりが長かったという話をしてました。最初は頭で曲を作っていた。でも自分が好きなのは苦しいとき吐き出した言葉。最近はあまり考えずに書くようにしていると。
PINKは歌うたびに苦しくなる歌けど歌いたいということでPINKを歌ってくれました。
「現実を歌っていたい」からはじまるPINKは2004年のリリースなんだよね。すごいよね。14年も前の曲。剛さんはその頃からもう自分の生きる道筋を決めてあの過酷な環境の中ブレずにやってきてるんだって思います(T_T)
耳のことについて。
治療できるものはすべてやった。鍼をやってるくらい。あとは耳Good(川原くんのネタ)で自然治癒力を待つって(笑)ポジティブに考えながら今できることをやってゆきたいそうです。同じ境遇の人を元気づけられるといいなという話でした。
耳のことは「心配してほしいけどしすぎないで」って言ってました。
この「心配してほしい」とさらって言っちゃうのが剛さんなんですよね。それでみんな母性をやられちゃう。
これからも心配しすぎず心配してたくさん応援してゆこうって思いました。
記入者こさかママ
2018年05月22日(火)
No.5